CSS Mac Dock
HOME > 上映作品 > 朧の森に棲む鬼
アオドクロ公式ページへ

朧の森に棲む鬼 Lord of the Lies

その“悪”はとどまるところを知らない―劇団☆新感線×市川染五郎が挑む“究極の悪”。2007年最高の舞台が、圧倒的なスケールでついに映像化!

【予告編】

予告動画

【ストーリー】

それはいつともしれぬ昔。そして、どこともしれぬ島国。
累々と重なる死人の山から、一人の男が現れる。
名をライ(市川染五郎)。
どんな嘘でも瞬時に仕立て上げるその「口先」と、弟分・キンタ(阿部サダヲ)の腕っぷしとを武器に、漂うように世の中を渡ってきた男。
野心に充ちた、その獣のような瞳は、自らの力でこの世にのし上がることだけを、ひたすら夢見ている。

そこは朧の森。

いにしえの神々が棲む、神秘の森──。
「かなえてあげようじゃないか。それにふさわしい男の望みなら」
突然ライの目の前に、この森の魔物たち──オボロが現れる。
ライの望み……それはこの国の王になること。
見返りにオボロたちが求めたものは……ライの命。
「おもしれえ」──ライは、その取引に乗った。
何処からか取り出した一本の剣を手渡しながら、オボロが言う。
「その舌先が動くように、その剣は動く」
「今からここに現れる男を殺しなさい」
「それが、あんたが王になる最初の一歩」
そうして、血塗られたライの戦いが始まった。
間もなくライの前に現れたのは、エイアン国の将軍、ヤスマサだった。
この島国では、武力統一を狙うエイアン国と、それに抵抗するオーエ国との、長い戦争が続いていた。
ヤスマサはエイアン一の武将、"四天王"の一人と称される名将。
だがライの手にしたオボロの剣は、瞬く間にヤスマサの身体を貫いた。

そこに現れる美しい女。名をシュテン(真木よう子)。
オーエ国を治めるシュテン党の党首だ。
どうやらヤスマサは、密かに敵国の将、シュテンと通じ、エイアン国王を裏切ろうとしていたらしい。
とっさの機転でそれを察したライは、自らが本当のヤスマサだと言い張る。
信用したシュテンは、共に同盟の証を交わそうと申し出た。
「血人形の契り」──それは決して裏切ることの許されない魔の誓いだった……。

数日後、エイアン国の都。ラジョウと呼ばれる暗黒街で、検非違使の長・ツナ(秋山菜津子)による盗賊狩りが行われている。
女ながらに、"エイアン四天王"の一人に名を連ねるツナ、ラジョウを仕切る男に、盗賊を差し出せと詰め寄る。
傲然と笑みを浮かべるその男、名前をマダレ(古田新太)。
盗賊たちを束ねる大悪党との噂が絶えぬ男……。
その騒動を見ていたライ、金を釣り餌に、すぐさまマダレと手を組んだ……。

エイアン国の宮廷内。
ヤスマサ将軍がオーエ国との戦いに敗れ死亡したとの報が入り、国王・イチノオオキミ(田山涼成)は悲嘆に暮れる。
そんな王を慰める、愛人のシキブ(高田聖子)。
そこに"エイアン四天王"の残る三人が駆けつける。
ウラベ(粟根まこと)、サダミツ(小須田康人)、そしてツナ。
イチノオオキミは、ヤスマサ亡き後、この三人に国の存亡を託すしかない。

宮廷から出てくるツナ。その眼前にライが現れる。
ヤスマサ軍唯一の生き残りとして、将軍の最期の様子を伝えに来た……。
ライはそう偽って、ツナに取り入っていた。
「我が愛する妻の命、必ず守り通してくれ」
ヤスマサからそう命ぜられたと切々と語るライに、ツナは次第に心開いていく。
彼女は、亡きヤスマサの妻だった。
その一方でライは、同じようにありとあらゆる甘言を弄し、シキブの心と体をも虜にする。
シキブは国王の愛人でありながら、ヤスマサ将軍とも密かに情を交わしていたのだった。

ゆっくりと、しかし着実に、エイアン国の中枢へと食い込んでいくライ。
そんな動きに"四天王"の一人、サダミツが不審を抱く。
そしてある日、ライと、それを重用するツナをも失脚させようと一計を案じる。
が、その策を逆手に取ったライ、瞬く間にサダミツを退け、ついに"四天王"の一角に食い込む。


朧の森の一匹の汚れた野良犬が、今、エイアン国の将軍へと上り詰めた。
だがその舌先と野心は、一刻も止まることを知らない。
「エイアンの都も、オーエ国もみんな、オレの舌と剣で血の色に染め上げてやらあ!」
次に陥れようと狙いを定めたのは……オーエ国の美しき将、シュテンだ。
果たして、ライの飽くなき野望の行方は──?
そしてその血塗られた夢の先に、ライが見るものとは──?

関連DVD

関連DVD