唯一関東を除いては。
関東平野に忽然とそびえる漆黒の城―――“髑髏城”。
黒甲冑の武装集団“関東髑髏党”の首魁は自らを“天魔王”と名乗り、天下統一を狙う秀吉の最後にして最大の敵となった。
そして風雲急を告げる関東荒野に、奇しき縁にあやつられ集まる者たちがいた。
髑髏党に追われる沙霧(鈴木杏)を行きがかりから助けた謎の牢人・狸穴二郎衛門(ラサール石井)と玉ころがしの捨之介(市川染五郎)は“女を隠すには女の中”と色街無界の里へ向かう。
色街では無界屋の極楽太夫(高田聖子)をめぐって馴染み客の関八州荒武者隊を名乗る荒くれ者たち、こぶしの忠馬(佐藤アツヒロ)・水無月才蔵(川原和久)・小田切渡京(粟根まこと)らが捨之介と小競り合いになる。
仲裁に入った主人・無界屋蘭兵衛(池内博之)は古い縁の捨之介であることに気がつく。
そこに沙霧を追う髑髏党の幹部・鋼の鬼龍丸(高杉亘)が居所を嗅ぎ付け無界屋に襲撃をかける。騒然となった無界屋に突然現れた天魔王。そこで捨之介と蘭兵衛たちの封印された過去が明らかになる。 捨之介は無敵の天魔王に立ち向かうべく謎の刀鍛冶とその弟子カンテツ(三宅弘城)のもとへ。
やがて起こるであろう戦いのために。
そして天魔王に立ち向かう者たちは、髑髏城へと乗り込んでゆく。









